根が深すぎる。
この本を読んだかんそうだ。
フィッシュサステナビリティを推し進めながら
マグロをはじめとした美味しい魚を食べ続けたい。
そんな希望をうち砕くのが『日本の食卓から魚が消える日』だ。
漁業資源の持続可能性がこんな理由は概ね下記の要因だという。
1.気象変動
地球温暖化をはじめ海流の変化などによって資源状況が激変している。
2.乱獲している
80%以上の漁業資源が乱獲されている。
3.漁業関係者が資源保護を考えていない。
伝統的な漁法なら急激な資源喪失はないが、巻き網などで一網打尽の上、混獲などで資源の無駄使いをしている。マグロでは畜養が問題。
4.資源保護のルールが甘い。甘いルールすら守らない。ルール違反の漁獲物も平気で流通している。
5.国の行政が消波ブロックや港湾工事にばかり金を使って、漁業や資源の保護に金を使わない。
6.資源保護、食料安全性、トレーサビリティーなどに消費者の関心が向かない。
この本を読むと日本のマグロや魚は絶望だ。
美味しくも安全でもない魚をありがたがって食べるような時代がきてしまいそうな気がする。
何も考えずにマグロばかり食べていないで
金のためだけにマグロを売っていないで
魚に関係ない漁業予算ばかり使っていないで
真剣に、
安全で持続な能な漁業資源を守っていかなければならない。
このブログは、フィッシュサステナビリティについて書いています。
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