2010年2月3日水曜日

マグロの生い立ち

マグロといってもすべて天然のものとは限らない。
実際に食用となっているのは下記の三種。
1.世界の海で捕獲される天然のマグロ。
2.天然のマグロの幼魚を捕獲して成魚に育てる畜養マグロ。
3.卵を孵化させて成魚に育てる完全養殖マグロ。

今乱獲で問題になっているのは
天然マグロの高級種である「クロマグロ」や「ミナミマグロ」。
漁獲制限があるが、それを守らない違法操業も多いらしい。
畜養は天然に比べて、いかにも資源保護が可能なように 見えるが
天然の幼魚を捕獲することや大量の餌が必要になることから
「決して資源保護にはならない」という声もある。
また、理由は分からないが畜養マグロの在庫がだぶついて
需要が伸びていないらしい。
因みに、先日通販で購入した「畜養ミナミマグロの大トロ」の味はイマイチでした。
やはり大海を回遊していないので身に芯がないのかな。
脂っぽくてふにゃふにゃでした。

日本人が将来クロマグロを食べ続けることが出来るためには
「完全養殖マグロ」しかないかもしれない。

現在は近畿大学が開発した「近大マグロ」が市場に出回っていますが
政府や業界をあげてこの分野を伸ばしていってほしい。
でも、身に芯はあるのかなあ?

もちろん、天然マグロがフィッシュサステナビリティ(漁業資源の持続可能性)に
配慮した漁業環境に置かれ、食べ続けられることが最も望ましいことではあるけれどね。

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