2010年3月12日金曜日

クロマグロの次はメバチ?キハダ?

水産庁のプレスリリースによると
インド洋まぐろ類委員会(IOTC) の第14回 年次会合が開かれて、メバチとキハダに禁漁期間を設けることになったみたいです。これは、産卵海域・稚魚保護などを目的にテスト的におこなうもので、こうしたことが必要になってきたということは、メバチ・キハダも安閑としていられないということでしょう。

もっとも、ミナミマグロなどはとっくにワシントン条約のリスト入りしてもおかしくない状況のようです。

以下、水産庁のプレスリリースの一部。
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(1)総許容漁獲量(TAC)及び国別漁獲割当の設定
今次会合においては、メバチ、キハダのTAC及び国別割当の設定はなされず、2012年の年次会合でのTAC及び国別割当の採択を目指して、今後、 途上国の漁獲量把握方法の改善や国別割当基準の作成を行っていくこととなった。
(2)資源回復のための操業規制区域・期間
メバチ、キハダの産卵海域・稚魚保護などを目的として、インド洋北西海域の一部に、1ヶ月間(まき網:11月1日~12月1日、はえ縄:2月1 日~3月1日)の禁漁期間を設けることが決定され、2011年の科学委員会で、その効果を評価し、修正の必要性を委員会に勧告することとなった。
[現在、同区域での我が国の漁船の操業実績はない。]
(3)資源管理措置等の遵守の改善
加盟国の資源管理措置等(漁獲データ提出義務、漁船登録義務等)の実施状況を確認するため、年次会合の前に遵守委員会を開催し、実施していない国へ の対応を検討していくこととなった。

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このブログは、フィッシュサステナビリティー(Fish sustainability) について考えています。

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