2010年5月17日月曜日

海のエコラベル「MSCエコマーク」

Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)MSCが発行する「MSCエコマーク」というのをご存じですか。私はつい最近まで知りませんでした。
MSCは、1997年、世界自然保護基金(WWF)と 大手食品関連会社によって設立された団体で、1999年にNPOとして独立。本部は英国にあり、日本をはじめ世界各地に現地事務所を置き、認証基準の策定・管理と認証制 度の普及のための活動を行っています。
「MSCエコマーク」は、WWFのサイトでは
『魚、貝、エビといった海の生き物は世界中の多くの人々が生きていく上で必要不可欠なものです。これらの海の生き物は、自然に繁殖し、成長するスピー ドを考えて適切な量を獲れば、いつまでも食べ続けることができます。
しかし、この「適切な量」を超えて獲り続ければ、海の生き物は減ってゆき、しまいには将来食べるのが難しくなってしまいます。また、魚を獲る際 に、ウミガメ、海鳥、小さな魚など他の生物が巻き添えになるようなことを避けなければ、豊かな海の生態系が壊れていってしまいます。
このようなことを避けるために、獲ってよい漁獲量や時期、魚の大きさなどを定めたり、他の生物がかかりにくい漁具を使うなど、厳しい取り組みを している漁業者もいます。
MSCのラベルはこういった水産資源や海洋環境を守って獲った水産物に与えられる証です。消費者がこのラベルの付いた水産物を選ぶことによっ て、厳しい取り組みをしている漁業者を支えることにつながります。
こうして水産資源や海洋環境を守る漁業者が漁を続けることができれば、私たち消費者も、いつまでも水産物を食べることができるのです』

と説明されています。

つまり、未来につながる持続可能性に配慮した漁業で捕獲された水産物の証ということですね。
私はまだ目にしたことがないのですが、日本でも最近ようやく出回り始めたようです。

イオンでは甘塩味紅鮭、明太子、塩まだら、キングサーモン切身・ ギンダラ切身など10商品を販売しているとのこと、価格はきっと高めなんでしょうがフィッシュサステナビリティ=未来に配慮した業業による水産物が多くなることを期待したいものです。
↓MSCエコマーク


もちろんマグロも対象になることだろうと思います。
というか、マグロこそMSCマークを取得する必要があるのかもしれません。
一方的に保護ばかりを訴える自然保護団体と目先のビジネスばかり追いかける漁業関係者の橋渡しになって欲しいと思います。

MSCのあり方について分かり易い動画がありますので、是非視聴してみてください。

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