2010年12月16日木曜日

太平洋クロマグロの規制すすまず

中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)=「中西部太平洋における高度回遊性魚類(カツオ、マグロ、カジキ類)資源の長期的な保存及び持続的な利用を確保することを目的として設立された地域漁業管理機関」の年次総会が先週ハワイで開催された。

結局、太平洋のマグロ保護はあまり進展しなかった。
よこわなどの未成魚の漁獲量削減なども盛り込まれているが、具体的数字もなく、韓国もはいっていない。

日本が提案した「大型まき網漁船の増隻抑制措置」も進展がなかった。

巻き網船の増隻抑制も必要だろうが、まず
日本の大型巻き網船船による日本海の「よこわ漁」を止めさせよう。


以下水産庁サイトより
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(1)太平洋クロマグロの保存管理措置

本年9月の北小委員会(*)で作成された保存管理措置案を基に審議を行い、以下を内容とする保存管理措置を採択した。

 (ア)2011年及び2012年において、沿岸の零細漁業(ひき縄等)を除き、クロマグロを漁獲する努力量は2002-2004年水準よりも低く保たなければならない。また、この措置は、韓国を除き、未成魚(0-3才)の漁獲量を2002~2004年水準よりも減らす措置を含まなければならない。

(イ)韓国は、この保存管理措置に従って、自国漁業を管理することにより、未成魚の漁獲量を規制するために必要な措置を講じなければならない。加盟国及び協力的非加盟国は、これに協力する。

 (ウ)これらの措置は2012年に再検討される。


 *北小委員会は、北緯20度以北の海域におけるクロマグロ、ビンナガ、メカジキについて、保存管理措置案を作成し、年次会合に勧告を行うWCPFCの下部組織です。

(2)メバチ・キハダの保存管理措置

  現在の保存管理措置(メバチ漁獲を2009~2011年の3年間で30%削減)の実施状況、追加的措置について議論。日本より、大型まき網漁船の増隻抑制措置を提案したが、議論は収束せず、来年保存管理措置の見直しに合わせて再度議論されることとなった。

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