2010年12月27日月曜日

正月のマグロ

知人が築地に忘年会用のマグロを買いにいったのだが
天然物の本マグロがないのだという。

仕方なく畜養物を仕入れてきたということで
二切れほど頂いた。

信州出身のわたしには、暮れ正月にマグロを食するという習慣がないが
上野のアメ横や築地でこの時期
ものすごい勢いでマグロが売買されているということは
東京の人たちはさぞかし沢山食べるのだろう。

しかし、もうそろそろ猫も杓子もマグロマグロと騒ぐのは止めたらどうだろうか。
他にも旨い魚はいくらでもあるのだから。

ましてや正月なら、東は鮭、西は鰤というのが相場というものだ。

が、が

なんと、富山では鰤もとれなくなってきているらしい。

その原因はマグロと同じ。
巻き網船が幼魚を一網打尽にしてしまうのだ。
よこわ(マグロの幼魚)やふくらぎ(鰤の幼魚)を取り尽くす現在の漁法をなんとかしないと、日本近海から大型魚はいなくなってしまう。

そんなこと、盗っている漁業会社が一番わかっているはずなんだけどなあ。

================
この、ブログはフィッシュサステナビリティについて書いています。

0 件のコメント:

コメントを投稿