クロマグロの禁輸でゆれたドーハのワシントン条約締結国会議から、約1ヶ月。
日本国内からクロマグロの話題は一掃されてしまいましたね。
十中八九禁輸に傾いていた流れから逆転否決は、まさに奇跡でいたね。
でも、本当に喜んでいていいのでしょうか。
制限量を超えたトルコやキプロスの違法畜養や様々な違法操業に支えれれている日本のマグロ業界は、まだまだ不安で一杯のはずです。
しかし、その不安は目先の利益を失う不安であって、マグロがいなくなってしまう不安ではきっとないんでしょうね。
マグロの業界団体の勉強会に参加して話を聞いてきましたが、実際タイセイヨウクロマグロは絶滅の危機、ミナミマグロも危機的、メバチやキハダにしても今のままの操業状態が続けば近い打ちに絶滅が危惧される状態だと言うことです。とにかく、産卵する成魚の数がどんどん減っているんですから。
もしかしたら、何年か後『2010年にドーハで禁輸が決まっていたらなあ、まだクロマグロが食べられたのに』 なんて話しになるかもしれません。だとしたら、まさに「ドーハの悲劇」となってしまします。
このブログはフィッシュサステナビリティについて書いています。
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