2010年4月10日土曜日

マグロ見物中止

東京築地市場の名物だった「マグロの競り見学」が中止されることになった。

以前から一部外国人観光客のマナー違反が話題にはなっていたが
今年3月頃から観光客の数が収容可能人員の70~80人から数百人に増え
4月5日にはなんと、500人近くまで達したという。

もともと、築地市場のマグロ見学は欧米の観光ガイドでは、東京の名所として六本木や浅草、秋葉原並に紹介されているらしいのだが、ドーハで行われていたワシントン条約会議での大西洋クロマグロの取引禁止騒動で、マグロに対する関心が高まったのだろう。

出来れば、せっかく日本にきたのだから美味しいマグロを食べて、反捕鯨同様の感情的な対応はやめて貰いたいものである。

それにしても、日本人はマグロにしても何にしても食べるばかりで、それがどのように捕獲されどのように流通し、どのように私たちの目の前に辿り着くかに関してあまりにも無関心である。

築地に並ぶマグロの中には、違法操業で捕獲されたマグロも混ざっているのだ。

食文化だ!伝統文化だ!と言う前に、マグロの危機に真剣に 目を向けるべきではないだろうか。
それが、マグロ文化を守る唯一の方法だと思います。

<このブログはフィッシュサステナビリティーについて考えています>

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