太平洋クロマグロは、親魚(3歳以上)になる前に
90%が捕獲されてしまう。
これでは資源量を維持できるわけがありません。
特に0歳のヨコワは、消費される尾数の70%以上に達しています。
以前「マグロの子を食べるな」でも紹介しましたが
3年待てば市場価値は数十倍になるのに、捕獲しやすいということで
幼魚の巻き網漁が行われているのです。
宮原審議官の話によれば、多数の巻き網漁船が操業しているのでなく
ほんの数隻の大型船が一網打尽にしているのだという。
伝統的な小型漁船の曳き縄や一本釣り漁法なら、問題になっているほど大量な捕獲はされない。
だとしたら、数隻の巻き網船を規制できないのだろうか。
できないのだという。
いろいろ、あるから。
そもそも、小さな漁協の1年分を1回の操業で捕獲してしまうような巨大巻き網船の製造や操業が、法律で管理できないのだそうだ。
なんて国なんだろう。
結局、一部企業の利益のために、国民の資源が浪費されてしまうのだ。
巨大巻き網漁船を操業している会社の方へ
ひとまずヨコワの巻き網漁は止めて頂けませんか。
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このブログは、フィッシュサステナビリティについて書いています。
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